カウハルCEO

送り出し機関を始めた理由

カウハルLCCの代表のエセナリエワ・アイグリアです。

2019年にキルギス政府から実習生送り出しの認可を受け、技能実習生をキルギスから日本へ送り出そうとしています。私は国立オシュ大学の日本語学科で日本語を教えております。キルギスでは実習生送り出し機関が数少なく、限られた選択肢の中で技能実習生として日本に行くのが現実です。つまり少ない選択肢では若者の未来の可能性も狭まると感じ、自分たちで技能実習生や特定技能を送り出して選択肢を広げようと決意しカウハルという会社をスタートさせました。

キルギスの若者が技能実習生や特定技能で日本で経験を積み、キルギスのために貢献してくれる事を期待しています。

国立オシ大学の副学長として

キルギスの日本語教師としてたくさんのキルギスの学生に日本語を教えてきました。キルギスが目指すべき国は日本だという確信がありましたが、キルギスで日本語を活かす場は限られています。地理的条件もあって日本企業がキルギスに進出する数もごく少数となっています。キルギスから見た日本は不思議と驚異の国です。日本を見て学んで欲しいと願っています。

教育者としてアジア各国、旧ソ連諸国の教育を比較してきましたが、キルギスの教育レベルは低いものではないと自信を持って言えます。キルギスでは歴史的な理由でロシア語が公用語になっています。子供の頃からキルギス語とロシア語を習得しているため、日本語という外国語の習得もスムーズです。

これまでの経歴

2000年9月 キルギス民族大学東洋学部卒業
2000年 9月 オシュ国立大学入職(国際関係学部・日本語講師)
2011年10月 筑波大学留学(特別聴講生)
2014年9月 オシュ国立大学副学長就任

キルギスから見た驚異の日本

キルギスはシルクロードの中継地点として栄えましたが、地下資源に乏しく交通の便も良くないためソ連崩壊から経済は厳しい状態が続いています。
日本のような技術先進国で技能や知識を学び、職業体験から自国の発展に貢献したいと強く望んでいる若者たちが多くいます。日本から遠く離れていても、キルギスに日本からたくさんの自動車などの工業製品が輸入され高く評価されています。メディアによって日本の独自の歴史や文化、そして戦後の驚異的な発展が紹介され、最近では若者の間で日本のアニメが人気です