キルギスからの技能実習生、特定技能をご検討中の管理団体、企業様はキルギスへの渡航前に出来るだけ情報が欲しいというご意見を頂くことがあります。とにかくキルギスという国がイメージできない、情報が少なくて分からないという不安を少しでも解消して頂くために今後も情報を追加していきます。
首都ビシュケクと地方都市の様子
弊社、ウェブサイトの管理人が個人的にキルギスを旅行したときのYoutubeの動画があるので参考になるかも知れません。撮影時期は2023年12月で気温は-3℃~-14℃とのこと。動画を通じて少しでもキルギスの普通の街中の雰囲気が伝われば良いかと思います。
キルギスの首都ビシュケクの中心部付近
キルギスの首都ビシュケクの中心部付近2
ビシュケクのオシュバザール付近
このエリアはあまり治安が良くないと言われています。確かに夜中は街灯も少なく古い建物が多く、雰囲気も良いとは言えません。夜中に歩いてみましたが、雰囲気は良くないものの危険な空気は感じませんでした。
オシュのバザール(市場)1
キルギス南西部、第二の都市オシュのバザールを中心に歩いた動画です。
オシュのバザール(市場)2
キルギス カラコル(プルジェバリスク)
キルギスの東部、イシククル湖の東端に位置する小さな街です。スキーや登山のために訪れる人が多いです。当時はウクライナ戦争でロシアの徴兵を恐れて逃げてきたロシアの人たちも多く滞在していました。ロシアの人たちはフレンドリーで優しい人達ばかりでした。
電気のコンセントの形状と電圧
キルギスの電気の電圧は220vです。日本の100vのみ対応する電気製品を接続すると故障や出火することもあります。220v対応電気製品を使用するか、220vを100vに変換する変圧器(降下トランス、ステップダウントランス)で100vに変換して給電してください。
家電製品には必ず対応電圧が記載されています。
100vのみ=100v
100v〜240v対応=100-240v
と記載されています。事故防止のために確認をお勧めします。
キルギスのコンセントの形状はタイプCかタイプSEです。プラグがタイプCでもタイプSEのコンセントは対応できますが、壁側コンセントに食い込みが浅く少しのショックで抜け落ちるケースがあります。

キルギスで現地購入するならパソコンショップで売っているパソコン向けのタイプSEからタイプA(日本、アメリカタイプ)への変換プラグをお勧めします。安価でがっちり食い込み抜け落ちる心配がありません。

日本で変換プラグを購入するならキューブ形状のすべてのコンセントタイプに対応するものより、スペースを取りますがType CとType SEで別々の変換プラグを用意しておく方が確実です。接触が不安定な電源供給は機器の故障の原因にもなり、キルギス視察中に変換プラグが壊れてスマートフォンやノートPCが充電できない状態は避けたいものです。
キルギスの入国ビザ
日本国籍保有者(日本のパスポート)は60日以内の滞在は入国ビザなしで入国できます。
条件として
- パスポート有効期限が出国日まで有効なもの
- パスポートの未使用のページが1ページ以上
- 入国後、120日間で60日の無査証での滞在が許可されます。60日間滞在した場合は60日後まで無査証(ビザ無し)で入国できません。
※空路で入国の場合は空港で帰国用、もしくは第三国へ出国する航空券(eチケット)の提示が求められます。(陸路の場合は提示が必要か未確認です)
その際は「リターンチケット?」と聞かれればeチケットを提示すれば問題ありません。
視察でキルギスに入国される方であれば以上の条件はクリアされている方がほとんどなので、問題なく入国できます。税関で「メタルは持っているか?」と聞かれることがあります。貴金属を無申告で持ち込んでいないかを聞かれているケースです。通常のキルギスへの視察や旅行で高価な貴金属類を持ち込む事はないでしょう。なので「メタルは?」と聞かれた場合は「No」と答えれば問題ありません。
国際運転免許
キルギスでは日本発行の国際運転免許証で自動車の運転が可能です。ジュネーブ条約締結国となっています。
ジュネーブ条約締結国一覧
道路は日本と反対の右側通行で左側ハンドルになっているので、慣れていない方は注意が必要です。
二輪に関しては、キルギスでは免許制度がありません。そもそもキルギスでバイクを滅多に見かけません。市街地ではUber Eatsがスクーターを使っている場面は見ます。キルギスでは”バイク=危険な乗り物”というイメージが定着している様です。