必ずスタッフが日本まで同行します

来日までの最初の難関が飛行機です。
キルギス人実習生は国外へ行った経験、ましてや飛行機に乗ったことすらない者が多くいます。我々日本人でも最初の海外旅行は緊張するものです。キルギスから日本への直行便は現在のところありません。第三国の空港で乗り換えになります。旧ソ連の圏内以外でロシア語が通じるケースは稀です。第三国の中継空港でトラブルに遭って連絡もできずに一時行方不明などという事態は避けなければなりません。

弊社では1人の実習生を送り出す時でも必ずスタッフが日本まで同行します。

送り出し機関としては日本まで技能実習生を連れて行く義務はありません。日本語を教えて出国させるまでが責任です。我々はキルギス人をよく知っているからこそキルギス人技能実習生だけで来日させるなど無責任で恐ろしいことは絶対にできません。

健康状態のチェック

慣れない日本の環境で簡単に体調を崩さないために出発前にも必ず健康チェックを行います。日本に行くために体調が悪い状態で無理をしてしまう技能実習生がいるのも事実です。飛行機での移動は想像以上に体力を使います。いくら契約や約束だからと言っても、体調不良のまま技能実習生を日本に向かわせることはできません。体調不良や何らかの病気が発覚した場合は素早く受入れ団体に連絡して対処方法を協議します。

出発前の荷物のチェック

預け入れ荷物、機内持ち込み荷物の重量制限をクリアできているかチェックします。機内機内の気圧差で液体が漏れ出す、荷物が破損するなどが起きないように出発前にチェックします。肉類や加工していない食品など、日本に持ち込めない物がないかも確認をします。技能実習生にとって初めての国際便となるケースが多く細かく指導しています。もちろんプライバシーには配慮し、航空会社の規定、法律に沿っているものまでは規制しません。

日本の空港、または寮や管理団体まで

基本的にスタッフは日本の地方空港、または実習生が生活することになる寮や研修所まで同行します。空港から遠隔地、公共交通機関では負担が大きい場合は最寄の空港までとなります。日本到着後は日本在住のキルギス人スタッフと日本人スタッフが実習生達の担当を引き継ぎます。

来日後は日本在住キルギス人スタッフが担当します

日本駐在所に弊社スタッフが常駐しています。全国の受け入れ組合、企業様を出来るだけ定期的に訪問して実習生達をケアしています。日本語が話せても細かいニュアンスや文化の違いで理解され難い要望など、やはり日本語だけは分からない事が多々あります。訪問だけでなく、電話やメッセージでのやり取りも出来るようにしています。問題が大きくなる前に把握して素早く対処できるように、来日後の技能実習生とのコミュニケーションの窓口を開いておく事が重要だと考えています。